こんばんは。やまと旅館向です。

ブログがまたずっとご無沙汰で・・・本当に申し訳ありません。２０１６年幕開けから毎日色々ありすぎて・・・そして何より４月１４日と１６日の深夜に起こった２度の大地震！！熊本でのまさかの大地震にただただ慌てるばかりで・・・やはり自然災害の前では人間は何と無力なのだろうと痛感する日々です。

まだまだ余震も若干あり、油断できない状態でありますが・・・旅館は現在通常営業をしております。

熊本震度７の放送から２日間は、たくさんのお客様のキャンセルが相次ぎ意気消沈していた私達でしたが・・・な・な・な・んと・・・たくさんの宿泊予約の電話が３日目から殺到！！予約の電話は被災地へ救援に向かう保健所さんや環境庁さん、他たくさんの方々からでした。しかも東北大震災や阪神大震災を経験された東北や神戸から・・・本当に心強いばかりです。また市内で被災にあい何日も車中生活を送ってらっしゃる方やお風呂に断水にて何日も入っていないからと駆け込む方・・・一晩当館でゆっくり温泉に入り、豆富料理を満喫されて晴れやかな顔でまた自宅へと帰還されるお客様・・私どもも被災地へ出向き応援には行けないものの遠からず別の形で少しでも被災された方々のお役に立てればとしばらくは休みなしで頑張って営業したいと思っております。上の２人の子ども達が地震の影響でしばらく高校が休校となりG・W開けから開校予定ですので朝から晩までフル回転で手伝ってくれております。子ども達にも本当に感謝です。

娘は４月に市内の高校へ入学し、寮生活をはじめた矢先の今回の地震・・・幸い娘は帰省して無事だったものの同級生のクラスメイトの中には今だ避難所生活を送っている人もいることでしょう。昨日は本人の希望で被災地へ地元の同級生何人かでボランティア活動に出向いたようです。

私の大好きなアスリートの一人サッカーの本田圭佑選手が熊本地震義援金１０００万円寄付したとのこと・・・本人は「寄付という形や金額ではなく多くの人にこういう時だからこそそれぞれができることを行動に移してほしい、批判を気にして自粛するのは間違っている。本当に被災者のことを思うなら自粛どころか積極的にやるべきでそれを通じて何ができるかを考えた方がいい。」という持論を述べている。彼の批判を恐れないパフォーマンスにはいつも驚かされるが・・・世界で活躍している彼が先頭をきって発信していくことの影響力を最大限に生かし、支援の輪を広げたいという意図が垣間見れ、本当にクレイバーな選手だとあらためて思う。なかなか思っていても行動に移せない人、批判を恐れ言うだけで行動しない人が大半なのだから・・・・

熊本城をはじめ、ふるさと熊本のこれから復興への気の遠くなるような長い道のりが始まるだろうけど本田選手の言う通り、一人一人が今できることを行動にうつしていくこと。今自分の与えられた役割を冷静に判断し、目の前の日々を過ごしていくことがいつか平穏で幸せな日常につながっていけばいいなぁ～と思うばかりです。

自身が被災されて車中生活を続けながらも日々商品を運んでくれている業者の方・・・避難所にいながらも商品の仕入れを気にされて早急に手配してくれた業者の方・・・

すべての人のお陰様で旅館の営業が続けられていることに本当に本当に感謝しております。

今は辛いけど・・・いつかは・・・いつかは・・・きっと・・・という思いでふるさと熊本復興へ向けて前向きにまずは一歩から・・・